思い出のマーニーをふりかえる5

映画でのマーニーとの出会いの描写


もうすこし映画の話をつづけます。


原作のアンナはマーニーと出会ってもすぐには心を開きません。


それどころかアンナはマーニーに腹を立てたり背を向けたり早く帰ろうとしたりしています。


アンナが初めてマーニーに心を開くのは、マーニーと出会ってからようやく5ページ目くらいです。


原作ではかなり慎重に相手を見定めているアンナ。


まぁ「あなた○ジキ?」とか放送禁止用語を出して聞いちゃうマーニーも問題オオアリですが・・・。*1


ともかくアンナはマーニーが本当に自分と友達になりたがっていることを感じたとき、ようやく心を開いたのでした。


では映画ではどうだったでしょうか?ちょっと観察してみましょう。


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この子人間?


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なんなのこの子?


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怪しい子だわ


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ずいぶんべたべたするのね


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変な子ねぇ


ずっと戸惑いの表情を見せていた杏奈が初めて笑顔を見せるのは帰る直前です。


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「私も、もっと上手にこげると思ってた!」


角川版 P82

「ええ、もちろん。あなたのために、わざと置いておいたの。でも、まさかこげないとは思わなかったわ!」ふたりは暗がりでくすくす笑いあった。アンナは急に、このうえなく大きな幸せを感じた。


映画では、杏奈はマーニーに腹を立てたり背を向けたりはしていませんが、マーニーに心を開くタイミングは原作を踏襲しているようですね。

旅立ちのときの帽子


なんとなく気付きましたが、映画の杏奈が旅立つときの帽子は原作の挿絵と同じです。

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つづく


*1:半世紀前の小説なのでお許しを